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INTERVIEWインタビュー

SOUND GROUPサウンド座談会 サウンドグループ

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ネイロというブランドを浸透させたい

現在の仕事内容を教えてください。

岩戸:
アーケード向け音楽ゲームの譜面や楽曲を選ぶときの効果音などを、専用のソフトウェアを使って作っています。耳コピをすることもありますね。

一木:
耳コピと言いましたが、既存アーティストさんが歌っている曲をそのままでは権利的に使用できないことがあるので、歌込みの原曲を耳コピして楽器音で再現することがあります。
わかりやすい例だと、歌メロが入っているカラオケの音源がありますよね。そんなイメージです。
ネイロではオリジナルの楽曲制作もしています。リファレンスと呼ばれる参考曲を発注元からいただいて、それを参考にしながら要望に合わせて作っていくことが多いです。
僕は楽曲制作もしつつ、サウンドチームのマネジメントも担当しています。

南:
私が担当している案件の中には、クライアント側であまりイメージが固まっておらず、こちらから提案するケースがあります。
「このゲームにはどんな音楽がいいですかね」と提案を求められるので、音のない状態のゲーム画面や世界観がわかる資料を参考に提案します。

皆さんは昔から音に興味があったとか音楽が好きだった感じですか?

南:
子供の頃から楽器経験がある人たちが多いと思います。
一木:僕は音大でバイオリンを専攻していました。一時期は全然違う、宅配業者で働いていたようなこともありましたけど(笑)

南:
一木さんは特殊ですよね。大抵新卒の頃から音楽業界に入るので。

一木:
新卒のときはゲーム会社で働くという発想自体がなく、アルバイトをしながら音楽活動を続けるようなイメージしかなかったです。
音楽で食べていくといえば、オーケストラに所属して地方を飛び回るとか、音楽教室で講師をするとか。
僕は卒業と同時くらいから少し作曲に興味を持って活動をしていたのですが、その中でネイロに出会いました。

お仕事の魅力ややりがいを教えてください。

岩戸:
まだ私は入社したばかりなので慣れておらず、作曲作業を進めることに必死ですが、音がそろってくるにつれて楽しくなってきます。
完成に近づくにつれ、細かなイメージが湧いてきます。
完成したものが実装され、ゲームの中で音が鳴っているのを聴いたときや、自分が作った音が思い通りの形になったときは嬉しくてやりがいを感じます。

一木:
岩戸さんはまだ入社2年目なので、「これは自分が作りました」と言える作品作りを経験してもらいたいなと思いますね。
みんなそうだと思うのですが、最初の頃は曲の作り始めが大変です。
作ってください、と言われてゼロから形にしていくのは難しく感じると思います。
何から手をつければいいか判断する知識も経験も少ないので。

南:
私の場合、「楽しい」と意識する前に曲作りにのめりこんでしまうというか……。
でも、好きじゃなければできない仕事だと思います。
自分で盛り上がりすぎて、次の日聴いて「あれ? こんな曲だっけ」となることもありますけど。

一木:
僕は楽曲制作の仕事を始めてもう20年目となりますが、やっぱり仕事の中には苦手だなと思うものもあります。
でも、完成して、振り返ってみるとすごく楽しんで作っている。
自分が好きなジャンルだからとか、必ずしも発注内容の時点で仕事の楽しさは決まらないと思っています。

南:
以前、「これはあなたじゃなければ作れない曲だね」と言われたことがあって、その仕事は本当に嬉しかったですね。
全部私のこだわりを詰め込んで、ちょっと奇妙で物悲しいような曲をオルゴールやトイピアノや木琴などを使って作りました。
クライアントはとてもよろこんでくれて、ユーザーさんたちからも評判が良くて、サウンドトラックも出しました。
本当に良い経験ができたと思っています。

皆さんそれぞれの得意なジャンルはありますか?

南:
それぞれ得意なジャンルがちょっと違いますね。
ダンス系とか、バロック系とか……私はクラシック系の楽曲制作が得意です。
ピアノ音をたくさん入れます。
シンセサイザーを使ったデジタルな音を使うこともできます。

一木:
僕ももともとクラシックをやってきた人間なので、オーケストラの音楽は得意です。
あんまりデジタル音の少ない、生楽器を使うようなロック系も得意ですね。

岩戸:
本当はワールドミュージックと呼ばれる民族系の楽曲が好きなのですが、私はまだ得意なジャンルを活かすところにはたどり着いてないですね。
扱ってはいるのですが、まだそこまで経験がありません。

お互いの作る音楽を聴いたり一緒にお仕事をしたりする中で、刺激し合えているような感覚はありますか?

南:
とてもあります。
岩戸さんが入社するまでは、刺激を受けることが少ななかったのですが、一木さんともお仕事をすることになって。
実は、一木さんは私が新卒で入社した会社の先輩です。
その頃から尊敬していたので、こうして今またご一緒できて嬉しいですし、非常に刺激を受けています。
岩戸さんの作る楽曲にもすごくいいものがあります。私にはできないことができるので、驚くことも多いです。
毎回新鮮で楽しみになりますね。

岩戸:
南さんの作られる曲は聴かせていただいたのですが、実は一木さんが作られた曲はまだ聴いたことがなくて……。
でもこれを機に聴かせていただくようにしたいです。
ずっと興味はあったのですが言い出せなかったので(笑)。

一木:
音楽制作って、歴が長いからいいものを作れるってわけでもないですよね。
新しい音を聴いてきた世代の方々が作る音楽は素晴らしいなと思いますし、自分も吸収したい。
ゲーム制作の世界はビジネスなので売れるものを求められるのは当然ですし、経験値で判断するよりも、お互い刺激を受けながら作っていきたいと思いますね。
発注を受けたら、最低限100パーセントのものを出したいと思っています。
理想はその1.5倍。2倍だと離れすぎてしまう。
100パーセントって依頼主のイメージの範疇なんですよね。
音のプロじゃない人たちがイメージできるものをそのまま作っても、技術があるだけになってしまいます。
「こういう発想もあるんですね」と言われるのが理想的で、そこを目指したいと常に思っています。

ネイロはどんな会社だと思いますか?

一木:
ゲーム制作会社で専用のスタジオからオフィスまで内製が整っている環境はなかなかないと思っています。
大手の企業ならあると思いますが、この規模の会社でサウンドチームを抱えているのは珍しいと思います。
平井社長が実現したいことがはっきりしていて、我々も理解していますが、「ネイロといえばこんな音を作るよね」と言われるコンテンツを作るのはまだまだこれからだと思っています。

これからどんな人に入社してもらいたいと思いますか?

岩戸:
素直に仕事に取り組める人だといいなと思います。

南:今の状態の居心地がいいので、その居心地をさらに良くしてくれるような人がいいですね。
具体的にと考えると難しい……。サウンドチームに関しては個人戦なので、チームではありつつも自分の世界に入って仕事をしている感じです。
でも、コミュニケーションは大事にしています。

一木:
なんでも楽しめる人がいいなと思いますね。
「効果音は苦手」とか言わずに、なんでも挑戦し、楽しさを見出せるような人。
実際、苦手だと思ったものでもやってみるとゲーム内で鳴らす箇所や音の調整をしていて気持ち良さを感じる場面は多いと思います

先輩から引き継がれた話しやすい環境を
次の世代にもつなげていきたい。

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