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INTERVIEWインタビュー

SATORU
TAKESHIMA
プログラマー 竹島 覚

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SATORU
TAKESHIMA
プログラマー 竹島 覚

柔軟な価値観世界と渡り合える組織を作る

竹島さんのお仕事について教えてください。

代表の平井とふたりでネイロを創業し、会社の規模が大きくなり人が増えるにあたって僕が取締役に就任しました。
僕はあくまで「ずっと技術者でいたい」という気持ちがあるので、会社のフェーズが変化して人をまとめる立場になったとしても、現場からは離れずにやると決めていて、今もプログラムを書いています。
今は若手育成をする立場ではありますが、ゆくゆくはより自由にプログラムを書ける立場になりたいと思っています。

これまでの実績について教えてください。

僕はネイロでリリースしたゲームタイトルのほとんどに関わっていますが、代表的な作品と言えば『orgarhythm(オルガリズム)』や『Klee(クレー)〜月ノ雫舞う街より〜』です。
仕事の中で考えたことをノートに書き留めているのですが、前職では10年で10冊だったのが、ネイロに入ってからは10年で30冊近くにもなりました。
複数のプラットフォームやジャンルを扱うのはもちろん、近い業界とコラボレーションをすることもあり、経験する言語や環境が相当多いです。

プログラマーの若手社員には、どのように育ってほしいと思いますか?

全員、リードプログラマーとしてメインプログラムを書く立場になってほしいと思っています。
大きなプロジェクトに携わると、他社や外部スタッフの方と協業する場面が出てきます。
そういった場面で、社内のプログラマーの誰が担当してもしっかり管理できるようになっていてほしいのです。
そのために育成カリキュラムを組み、配置替えなどを行い様々な経験ができるような仕組みにしています。

竹島さんが考える、リードプログラマーに必要なことはなんですか?

欠点をなくすために手を広げて経験をする必要があります。
ただ、それは世界レベルになると話が変わってくる。
ひとつでもいいので世界レベルの情報や、世界レベルの人たちと話ができるくらいの得意分野、武器を持つことが大切です。
つまり、大切なのは「欠点をなくすこと」と「武器をひとつ持つこと」。

どんな武器にするかは自分で決めること。
僕は昔ロボットの研究をしていたのでキャラクターの動きを計算するのが得意です。
海外のプログラマーとも話をできるレベルだと自負しています。
若いうちから武器を決めるのは難しいとは思いますが、経験の中から見つかると思うので、まずは意識としてだけでも持っていてほしいです。

竹島さんから見て、ネイロはどんな会社だと思いますか?

できることがたくさんある会社です。
創業時からあらゆるプラットフォームやジャンルを扱っているので、会社で経験できる範囲がとても広く、たくさんの挑戦ができます。
若手育成をする立場としては、成長意欲がある社員たちの考えをなるべく汲み取りたいと思っています。

ご自身が仕事をする中で大事にしていることはなんですか?

自分の価値観にこだわりすぎないことです。
たとえ新人でも、僕の知らない価値観を持っていたり、僕の知らないゲームを学んできたりしている。
僕が生きてきた10代と新人が生きてきた10代は時代も違いますし、経験してきたことは違います。
新人だけでなくあらゆる人の経験から学ぶことがあるはずです。
それを教えてもらうために、自分の価値観にこだわったり押し付けたりするようなことはしないように意識しています。

これからの目標を教えてください。

テーマ性のあるオリジナルゲームタイトルを作ることです。
テーマから自分で設定したタイトルを作成した経験はまだないので今後の目標の一つです。
年齢を重ねてから昔プレイしたゲームを振り返ると「そうか、あのゲームはこんなことを言おうとしていたんだな」と気づくことがありますよね。
僕も2人の子供がいるので、大人になってからも気づきがあるようなゲームを作り、自分の成長に合わせてゲームに込められたメッセージを感じてもらえるといいなと思っています。

先輩から引き継がれた話しやすい環境を
次の世代にもつなげていきたい。

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